気になるアーチェリー用品の値段

2021.1.13 修正
 そういえば、息子の弓具を初めて買った時に少し値段の事を書いたきりで、道具の値段についての記述が無かったので、このページを作ります。
「やってはみたいけど、弓って、高そうだよねー」と思っている方の、いくらかの参考になれば。内容はリカーブボウですが、コンパウンドボウでも、弓具の総額としてみれば、さほど変わらないでしょう(リリーサーやスコープサイトは高いけど)。
  始める前から「お金かかるし」と考えるより、最初は貸し弓で始められます から、そこそこの期間楽しんで、それから購入するかどうかを考えて下さい。
「アーチェリーやりたい、じゃ弓買おう」は、やめてね。あなたに合う弓がどんな物なのかも分からないのに。弓はある程度まで練習してから、買うものです。
 なお、これは 休日にしか練習できない人を前提に 書いています。学校の部活等では練習量が違うので進み方はもっとずっと早いですし、明確な目標(インターハイなど)があるため、購入する弓具は初めから高価な物です。
 各地域別のアーチェリー団体、学校関係他については、リンク集 をご利用下さい。
子供のために、ここに来られた方は 保護者の方へ(保護者がアーチャーでない場合)をご一読ください。

射場の利用料
弓具の種類と値段
本を買おう!
弓具のサイズ
弓の買い替え
どこで弓具を手に入れるか
自作など(別ページ)
参考:しんちゃんの弓(別ページ)

本題の前に・・

射場の利用料

 場所については リンク集をご利用下さい。
●数は少ないが民間のターゲットアーチェリー場: 貸し弓込みの値段です。最初は簡単に弓の引き方は教えてくれます。プレイ料は矢12本でいくら、とか1時間でいくらという感じ。 今だと1時間で1,500円くらいかな?  それなりに通えば、常連さんとも仲良くなって色々情報も得られ、弓の深みにハマるかもしれません。

●同じく数は少ないフィールドアーチェリー場: 射場となる山を維持する以上、とんでもなく経費がかかります。 ゆえにコースプレイ料は3,500から4,000円くらい。 貸し弓あり、初心者でも練習できるスペースがあったりするし、初心者用に短い距離で射てるラインもあります。経験者といっしょにコースを回るのならいいでしょう。

●牧場など観光地のアーチェリー: 矢 12本で500から600円くらい。まったくのシロートさんが運営しているのがほとんど。 弓は子供用の小さいのしかないとか、矢をつがえるノッキングポイントも付けて無い、 矢の羽根もボロボロって所も、よくあります。 それでも、一番簡単に弓に触れる機会ではあります。私が初めて弓を引いたのは小岩井農場。 弓の引き方をイラストと文字で掲示した大きな看板が立ってて、良心的なとこだったな。もうずいぶん昔ですが。

●各地域のアーチェリー協会やクラブ等: 非営利の団体の会費は、それぞれに違います。中央競技団体の全日本アーチェリー連盟にするかどうかでも変わってくるし。 どの団体でも初心者講習会は開催していると思うので、試しに参加してみるといいでしょう。

基礎知識: アーチェリーでは、長さはインチ、重さはポンド表示。 最初のうちは、弓本体が軽く、引き重量も弱いポンドの弓を使用します。
慣れるにしたがって、ポンドの強い弓に替えていきます。練習する距離も同様で、 近射からだんだんと距離を伸ばしていきます。

各地域の初心者講習会などに参加される場合、用意された貸し弓です。
その後、本格的に続けようとする時でも、すぐに自分の弓具を購入させる事は無いでしょう。しばらくの間は、貸し弓で練習できるはずです。
なぜなら、初心者がすぐに弓を購入しても身体が出来ていないので「まるで引けない」か「引けるけど、すぐに物足りなくなって買い替える事になる」からです。

ある程度の期間は貸し弓で、それなりのレベルになってから「そろそろ弓、買ってもいいんじゃない?」と言われるわけ。
それがどれくらいの期間なのかは、その人の練習量と、所属団体の貸し弓の種類と数、そして指導員の人数、アーチェリー場の利用時間等によって変わります。
初心者用の安価な弓具でも、数を揃えると結構な金額ですから。
また射場が屋内で夜でも利用でき、かつ指導員が夜でも来てくれるなら平日でも練習可能ですが、屋外の射場でナイター可能な場所は少ないと思います。そういった事情は各団体ごとに違います。
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弓具の種類と値段

■必要なアクセサリー

弓具購入が前提なら、弓はまだでも身につける物を先に買ってはどうでしょう。特にタブは点数への影響が大きいので、買うつもりなら、さっさと。値段はもっと高い物もあるけど、初めての人が買いそうなあたりを書いておきます。
タブ

●タブ

弦を引く指を保護する。メーカーもモデルも様々。どれがいいかは、自分で使ってみないとわからない。
右用と左用がある。左用は需要が少ないので、モデルによっては左用が無い場合がある。
サイズはモデルによって違うが、L・Mが一般的。子供用などにS・SSまたはminiのサイズがある事も。
表の素材は合皮と本革(コードバン・牛革など)があるが、どれを選ぶかも好み。
革は大きめに出来ているので、自分の手に合わせて不要な部分はハサミでカットする。どうカットすればいいのかは、指導員に尋ねて。
もちろん借り物をカットするわけには、いかない。

ところで、タブの他にグローブ(またはグラブ)というのもある。
手のひら側が無い皮手袋のような物で、人差し指、中指、薬指の3本を覆う形。現在でも販売されているが、使用している人はまれ。
昔の写真でグローブ使用の選手を見た事がある。タブができるまでは、グローブが一般的だったのではないだろうか。
おそらくは耐久性でタブに劣るため、廃れてきたのではないかと想像する。タブに比べて使用法がわかりやすいので、レジャー施設の貸出用にあったりする。
1,000
から
3,000

● ボウスリング または フィンガースリング

引く時に、弓は握らない。ゆえにリリース時に前に飛び出す弓を下に落とさないために、ヒモで弓と押し手をつないでおく。手首に掛けるタイプと指に掛けるタイプがある。
一番安いのは、スニーカーの靴ヒモをフィンガースリングにする。100円ショップで売ってるし、慣れれば快適。 参考ページはこちら
100
から
1,000
チェストガード

● チェストガード→

胸あて。弦が胸に擦れないように。

●アームガード

押し手の腕の内側を保護するための板状の物。また弦がソデを巻き込まないよう、押さえるためでもある。腕に弦が当たると、とても痛い。弦が当たらないからと使用しない人もいる。プラ板で自作したっていい。初級者は腕を打ちやすいので、ロングサイズの物もある(ちょっと高いけど)。
3,000
円位

1,000
から
2,000

■さて、弓本体

大人の場合、初級者用の樹脂製のハンドルとリムのセットは1万円前後で、最初に買うにはいいが、長くは使えない(使わない)。 買い替える事を前提なら良し。
金属製のいいハンドルを買って、リムは安いもので組み合わせてもよし。 ポンドアップでリムはいずれ買い替えるでしょうから。 ハンドルとリムは他社製品でも 互換性のある物も多いので、借りたりもできる。
値段は上記同様、初めての人が買いそうなあたり、おおよその値段。周囲の人に、どのへんがオススメか聞いて参考にするのもいいです。長所・短所があるから。

●ハンドルライザー(ハンドル)

パーツ名称
日本では俗に「ハンドル」、欧米では「ライザー」と略する。右の写真では赤い部分。サイズがいくつかあり、リムのサイズとの組み合わせで弓全体の長さが変わる。
グリップのフィット感が大切なので、カタログ等だけで決めず、店で見本を握ってみるか、周囲に使用者がいれば握らせてもらい、自分の手に合ったものを選ぶと良い。
なお、左用は製産数が少ないので割高、モデルによっては左用が無い場合が。
金属製
15,000
から
60,000
円位

●リム

上下一対。コア(芯)はウッド、フォームが一般的。外側はグラスファイバーからカーボン素材まで値段により、色々。「グラスリム」「カーボンリム」と言うのは、外側の素材を指して言う。
昔はカーボンリムは高価な物しか無かったが、最近では安価なウッドコアカーボンリムもある。
15,000
円位?
から

● ストリング

弓の弦。初心者にはダクロン弦を勧める。高分子ポリエステル製の物は、返り(弦の戻り)が早く、初心者だとリリースが持って行かれやすい。 また安価なグラスリムは、ダクロン使用を前提にしているらしくて、高分子ポリエステル製だとリムが傷みやすいそうだ。
ただ最近は安価なカーボンリムがあるので、それを購入するならダクロンじゃなくてもいいのかと思う。同程度の値段のリムなら、グラスよりカーボンの方が断然いいでしょ。
やる気があるなら原糸を買って自作も可。
1,000円
位から

●レスト

矢を弓にセットする時に乗せる台。プラスチック製から金属製まで。
300円
位から
パーツ名称2
照準器。ハンドル直付けの1,000円ほどからあるが、弓の振動でネジが緩む。 子供ならまだしも、大人なら1万円台以上のしっかりした物を選んだ方がいい。
←文中に

高いと
3万超

●プランジャー

矢の直進性を高めるための部品。貸し弓には付いてない事が多いが、マイボウなら欲しい。
2,000円
位?
から

■その他いろいろ

矢の購入については、そのサイズ選択がむずかしい。 弓の強さ(実質ポンド)との関係でサイズが変わる。 買い替えを前提としたポンドのリムを購入の場合、ジャストサイズの矢だと、再び替える必要になるので、少し硬めの矢を選ぶ。 この辺の事は、個人によって状況が違うので、周囲の人にぜひ相談を。借りられる物があるなら、借りましょう。

●センタースタビライザー(センタースタビ)

ハンドルからニョキッと生えてる長い棒。振動吸収のため。アルミ製からカーボン製まで。
5,000円 位から

●ボウスタンド

弓を立てておくための台。
2,500円位

●ストリンガー

ストリングを張るために使うヒモ。上下にリムの先端を入れるポケットが付いてる。
1,000円
から

●Tゲージ(ティーゲージ)

  セッティングやチューニングの際に使用するT字型のモノサシ。色々と使うので必要。
1,000円位

● 矢

アルミ製、カーボン製、アルミ・カーボン2重構造など。 シャフト(矢本体)、ポイント(先端)、ノック(弦に挟む部品)、ベイン(羽根)は、サイズ・種類がありバラ売り。また、シャフトカット、羽貼り、ライン引き等は加工料がかかる。
自分の好きな物を選んでセッティングしてもらう。安価な半完成矢もあるが、サイズが少なく、子供用には向かない。
1本ずつ購入できるが、1ダースで買う事が多い。
ネーム入れも有料だが、自分でやるより頼んだ方が仕上がりがキレイで長持ち、と思うのは自分が大人だから?
学生は油性カラーペンで自分で書いてるよね。公式試合には矢のネームが必要。
最近は安価なオールカーボン矢があるので、値段を考えてアルミ矢を選択する人は激減した。
アルミ矢
1ダース

15,000
から
20,000
円位
クィーバー

←●クィーバー

矢を入れて、腰から下げる筒。安価な物は筒に間仕切りが無いので不便。どうせ買うなら仕切りのある物を。自作も可能。専用ベルトもあるが、何でも良い。

●ボウケース

ソフトケース、ハードケース、背負えるやつなど色々。 ソフトの安価なものは内部にクッションになる物がないので、ある程度しっかりした物を選ぶといい。 ハードの方が、弓本体は守れると思う。重くて高価だけど。
2,000円
位から

5,000
から
30,000
円位

●ハンドルカバー、リムカバー

ハンドルやリムをケースに入れる際に、生身では入れない。傷付かないよう、それぞれの袋に入れる。カバーは、ハンドルなど購入の際に付属で付いて来る場合もある。 店で購入もできるし、自作も可能。生地素材は、タオル地やキルト地、厚手のキャンバス地など。

1,000
円位

●スコアノート又はスコアブック

そうそう、忘れてました、これを。別に小型の手帳でもいいんですが。練習の時も点数とりましょう。天候や風向きも書き加えて。その日のチェックポイントとか書いておくと、後々、役に立ちます。
「弓具店って行ってみたいけど何にも買わないのも気が引ける」と思うなら、これ買えば良いのでは? ついでに色々弓の事を聞いてみましょ。
150円位から
後になれば、Vバー、サイドロッド、クリッカー等必要 になるかもしれませんが、最初はいらないでしょ。

本を買おう!


●全部、覚えてる?

初心者の人に「これがハンドル、こっちがリムで・・」と教えていても、メモを取る人は、まずいない。マイボウになっても「ええと、矢を乗せる所が壊れちゃったんですが」レストね。 弓具の名称や射について、一度教えてすべて覚えられる人は、ほぼいない。弓具を購入して練習してても、名称覚えていない事もよくあるし。
勉強しましょう! アーチェリーの本を買って。
「図書館でアーチェリーの本を探したけど無かったんです」まあ最初はいいです、借りた本でも。
でも続けるつもりなら、少なくとも1冊は買いましょう。借りた本は、その時しか読めません。借りた参考書で勉強する学生はいないでしょ。
本には、射の技術、弓のチューニング(調整)についても色々出ています。必要に応じて何度でも読み返して。
ネット上で情報を集めるのもいいですが、小間切れに様々な所にあるので努力を要します。
始めて2ヶ月目くらいで「えっ、そんな事知ってるの?」と、弓歴10年以上の知識を吸収していたツワモノもいましたけど。そんな人はマレでしょう。
本を買っただけで読まないのはダメよ。ちゃんと読んでね。
また競技のルールについては「全日本アーチェリー連盟競技規則」(俗にルールブック)を購入。
これは一般流通していないので、所属するアーチェリー団体に尋ねて下さい。変わってなければ小型版800円。最近ではショップで扱っている所もあります。

弓具のサイズ

1インチ=2.54cm 1ポンド=453.59237g

● 弓本体の長さ(ボウ・レングス)

一般的なサイズは64・66・68・70インチ。会話の中では「ろくじゅうよん」ではなく「ロクヨン」と言われる事が多い。「その弓、ロクロク?」「ロクハチだよ」のように。現在使われる事が多いのは66と68でしょうか。子供用に62・56・46インチもあったりします。
サイズ選択は、その人のドローレングス(引き尺)で決まるが、これは腕の長さ、つまりは身長に関わってくる。あなたが現在クラブの貸し弓で練習しているのなら、その弓は66インチの可能性が高いです。
なぜなら、かつては66が主流でした。最近では日本人も身長が高くなり、男性は68を使う人が多くなったようです。

 ボウレングスの目安は、このあたりでしょうか?(単位はインチ)
ボウレングス 62 64 66 68 70 72
ドローレングス 23 - 24 24 - 26 26 - 28 28 - 29 29 - 30 30以上
といっても、初心者は自分のドローレングスなんて知りませんね。身長は関係しますが、骨格の違いもあるので一概には言えません。
が、2011年度の17歳の平均身長は女子158cm、男子170.7cm。女子なら64、男子なら66ってとこですかね。175cmなら68かなぁ。180cmの人なら68か70でしょう。日本人で72の人はめったにいないでしょう。諸条件によっても変わるので、あくまでも目安。指導者やショップの人 にドローレングスを測ってもらい、自分のサイズを決めて下さい。

● ハンドルとリムの組み合わせ

かつてワンピース・ボウ(和弓のように弓が一体型)の頃は、この本体のサイズだけですみましたが、現在の主流であるテイクダウン・ボウではハンドルとリムの組み合わせでボウレングスもかわります。
今ではハンドルとリムはメーカーが違っても、ある程度の互換性はあります(ただし初心者用や子供用の弓は、他製品、他メーカーとの互換性が無い場合がほとんど)。
現在でもハンティング用のワンピースボウは販売されています。とはいっても日本では弓での狩猟は法律で禁止されていますが。

ハンドル、リムにも複数のサイズがあり、組み合わせによるボウレングスは以下。
ハンドル サイズ ロング リム ミディアム リム ショート リム
21インチ 66インチ 64インチ 62インチ
23インチ 68インチ 66インチ 64インチ
25インチ 70インチ 68インチ 66インチ
27インチ 72インチ 70インチ 68インチ
ハンドルで多く流通しているのは25インチ。23インチは数が少ないです。最近では27インチもぼちぼち出ているようです。21インチはホイット以外にもあるかな? モデルによって、設定されていないサイズも。
組み合わせが可能でも使用するには、長さのバランスも考えます。
たとえば66インチを求める時にハンドル21+ Lリムは、おすすめできません。 H23+Mリムか、H25+Sリムでしょう。逆に68インチを求めるのに、わざわざ長くて重いH27+Sリムを選ぶ人も少ないかと。

●ポンドは、どのくらい?

初心者が無理なく引けるのは18から22ポンドくらいではないかと。
女性や年配者、小学生ならもっと弱いのを、体力ある男性なら24ポンドでもいけそうですが。 ここから練習して、段々と強い弓に替えていきます。
貸し弓は所属する団体の状況によって違います。
ウチの会員の方が最初に買う弓は、30ポンドくらいが多いですね(女性はこれで十分だし)。 金属製のハンドルとグラスファイバーのリムで実質28ポンド程度でも、アルミ矢で70m届きますしね。50mなら26ポンドくらいですかね。
もちろん競技指向で90m飛ばそうと思ったら、また別ですが。
それでもカーボン矢が一般的になった今は、昔のように男子で40ポンドオーバーの人は少なくなりました。
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弓の買い替え:「弓具一式」とは


とりあえず最初だから、高い物はちょっと考えてしまう。長く続けるかどうかもわからないし。
それなら、安価な物から始めてみるのもいいと思います。レベルが上がってから買い替えればいいんだし。(あるいは、弓買うほどじゃないけど続けたいなら、割高だが貸し弓のある民間のアーチェリー場に通う手もあり)
弓具一式、すごく大雑把に言って、初心者用 5~7万、ローエンド 12~13万、ハイエンド 20~30万くらいです。
一式とは、今までに書かれている、細々とした物全部を含んでいます。
ですから高価な物に買い替える場合でも、全部が必要なわけではありません。弓本体だけを買い替えるなら、その金額だけで済みます(ただ、ポンドアップした場合は矢も買い替えが必要になる場合が多い)。
道具はとにかく種類が多いので、どれを選ぶかで総額は大きく変わります。

どこで弓具を手に入れるか


アーチェリーショップの値段

私は関東在住なので東京のショップしか知りません。東京都内ではアサヒ弓具、渋谷アーチェリー、エンゼルを利用した事があります。弓具は現金の場合、定価から2割引きが相場。 もちろん弓一式で買いそろえれば、端数をオマケしてくれるとかのサービスもあります。 このへんは駆け引きで。
ニューモデルが出た後、型落ちの物が安く販売される事もあり、マメにチェックするとお買得。

クラブ内リサイクル

真新しい弓を買うとは限らない。同じクラブ内で弓を買い替えた人が、以前の弓を中古で譲ってくれる事もあります。サイズやポンドが合えば、ラッキー。中古は購入金額の半分以下が相場かな。

ネット通販

ホントに増えました。店によって扱う品物のメーカーが違ったりもします。色々あって便利で、安い物も多い。同じ物でも、仕入れ状況がちがうので店により微妙に値段が違ったりもします。輸入物は為替変動によって値段が変わる事もあり。

海外ネット通販

安い! 日本の定価の半額くらい? 若干の語学力と、商品が届く迄の時間と、手違いで品物を送り返すような場合の面倒さ、アフターケアの問題を覚悟していれば、いいです。
ただアフターケアは重要なので、初期不良や「これB級品じゃないの?」と思った時のサポート体制は不明です。安いので、これをメインに利用する人も。弓の知識のある人向け。

ネットオークション

学生など、がしがし練習してる人が買い替えの時に古いのを流したりするから、写真が良くてもリムはヘタっている可能性が高い。値段が安ければ、部品取り用とか、新品買うまでの「つなぎ」の弓として使うとか。ポンドの高い物が多いので、初心者向きじゃありません。ケースとかなら十分使えますが。
なぜか知識の無い人がやたら古い弓具を出品してる場合がありますが、初心者は購入を止めた方がいいです。お互い知識の無い状態では、ろくな結果になりません。古すぎて使えない(経年劣化による弓具破損で、使用時にケガするかも?)、サイズが合わない(背の高い人が66の弓)とか。最低限、メーカー、商品名、サイズ、ポンドが表示されていなければ、話になりません

子供の用具(小中学生の場合)

洋服と同じで、身長に合わせて弓のサイズが変わり、ポンドも替えてゆきます。 矢も長くなるし。少し大きめのを買うにしても、いつかは買い替える事を前提に考えて。
体格にもよるが、最初は樹脂製や木製のハンドルの方が軽くて扱いやすい。筋力が無いので金属製だとハンドルの重さだけでも耐えられず、引くのがつらくなる。
借りられる物があるなら、借りましょう。もちろんビシバシと当たる子は、よりレベルの高い弓具が欲しくなるでしょうが。部活動で無い場合、子供が弓を続けるかどうかは、親の理解と協力次第。逆に言えば親の協力なくして、続かない。

欲しいと感じる事

ものすごい才能のある子で、将来はオリンピックも夢じゃないわっ!と思えても、日本ではオリンピックじゃ、飯は食えません。アーチェリー推薦で高校や大学は行けても、就職先でサポートしている企業は、まれ。あくまでも趣味。でも、部活動だって、プロがあるわけでもないのに、青春かけて必死にやってる競技はたくさんあるでしょ。なんでやるの?「好きだから」。
大人にいたっては、ひたすら道楽。好きだから、自分の弓具が欲しい。好きだから新しい弓が欲しい。
車だって、4人乗れて走れればいーんじゃない?と私は思うけど、高級車を欲しがる人は、そうじゃないわけでしょ? 女性ならブランドバッグとか?
みんな「好きで欲しいから」高くても買う。

初心者だけで買わない!

よほど弓具の情報を集めて勉強しているならいいのですが、初めての人が自分ひとりで決めて購入するのはやめた方がいいです。
年配の男性に多いのですが、道具から入る。あれっ、もうマイボウ?(まだ早いのに)って気がつけば最新モデルのいいのを買ってくるんですが、ハンドル重いのに慣れてないし、ポンドも強すぎて引けて無い。引くのもつらいし、当たらないしで、つまらなくなって結局来なくなっちゃう。今まで何人か、見てます。
普段の練習内容や状態を知っている人に相談して、必要な物は何か、適当なモデルはどのあたりか、教えてもらいましょう。それから見積もりをとるなり、ネットで調べ自分で書き出して、不明な事を教えてもらうとか。 買うのはそれからで。

お金のかかるスポーツ

読んでもらってわかる通り、本気で続けようと思うと結構お金のかかるスポーツ。もちろん「競技会に出る気はないし、短い距離をたまに遊ぶくらいでいいや」と思うのなら、1万円くらいの弓でも十分楽しめます。どんな楽しみ方をするかで選ぶ弓が変わります。
他に比較としてお金のかかるスポーツって、メジャーなとこではゴルフとか、スキー、釣りとか。お金はかかるけど、それを忘れるくらい楽しく感じられれば、価値があるでしょう。
ショップによって分割払いも可能だし、民間のスポーツクラブに1年間通う事を考えたら、そんなに高くもないとは思いませんか?
子供の部活動にしても、運動部は結構お金がかかるそうです。野球は月に1万かかるとか、知り合いでバスケ部でしたが卒業まで総額は20万くらいだったと保護者から聞きました。
アーチェリーは道具が最初にドカンと大きな金額なので高く感じますが、他の競技でも実は総額計算すると結構なお値段だそうです。



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