shoot:6 第27回 全国中学生アーチェリー大会
2007.8.13
ああ、暑い。あの日も、暑かった。暑くて、いっしゅん、とけるかと思った。
しんちゃんは、風も強いし、きんちょうして、なかなかいい矢も射てなかったし、で、合計点数、ゾロ目の333(点数、ひくっ!)こんな点数で、いいのかな。ぜったい、ダメ!
まあ、あとで知りましたが、その点数でビリにもブービーにもなりませんでした。うーん、いいのか?
参加賞は、今はクィーバーに付けてあります。ねこにゃもたれぱんも喜ぶかな?
しんちゃんは、風も強いし、きんちょうして、なかなかいい矢も射てなかったし、で、合計点数、ゾロ目の333(点数、ひくっ!)こんな点数で、いいのかな。ぜったい、ダメ!
まあ、あとで知りましたが、その点数でビリにもブービーにもなりませんでした。うーん、いいのか?
参加賞は、今はクィーバーに付けてあります。ねこにゃもたれぱんも喜ぶかな?
クィーバーマスコットたちの会話
- ねこにゃ と たれぱんだ -
- ねこにゃ と たれぱんだ -
参加賞のキーホルダーと。
ぱん: 毎日ー、あつーい、ねぇ。
ねこ: じゃなくて、ちゅーがくせい大会よっ!
ぱん: あ、そーかぁ。ところでなんで、しんちゃんは体操着に着替えてんの?
ねこ: 試合の服装規定があるからよっ。18mの部は公認試合じゃないけど、いちおー、規定に合うように、おかーさんがブナンな学校の体操着にしといたの。
ぱん: 上着はソデ無しはだめとか、短パンの長さとかぁ、決まってるんだっけ。
ねこ: おしゃれなスポーツウェアの子も、多かったわ。来年の課題よねっ!
ぱん: それー、点数にはかんけー、ないんじゃあ?
ねこ: おしゃれは、たいせつよっっ!
ぱん: でも、そーゆーの、高いじゃん。おかーさん、ケチだしぃ。
ねこ: ・・・・ (・・)
開会式の後、みんなで準備運動
お父さんのゲーム、
のぞくやつ。
「全国」とはいっても、選手権ではないので、参加希望を出せば、出られるの(^^;
「中学生の全国大会に出られるほど、しんちゃんは上手いんだ!」との誤解は、なさらないよーに。
うりゃ、当たれ!
野球とか、サッカーなど、学校でも学童部があるような人気競技は、小学生の内から地区予選や全国大会がありますが、アーチェリーはそれらに比べると、うんと、うーんと、競技人口が少ないのです。
小学生でアーチェリーをやっている子なんて、ほんと少ない。だから小学生大会は、無いんです。大会開けるほど選手が集まらないかなじゃないかな? あと、あんまり小さい子ばかりだと安全面でも不安だし。
採点、矢取りに、的まで。
参加者が多い18mの部が28日、翌29日が30mの部、50・30mの部になっています。
なんせ、初めての遠征試合ですから、お父さん(夫)に休みをとってもらい、家族そろっての遠征(お父さん、誕生日なのにねー(^^;))。車で行ったので、楽でした、私と息子は。
会場に着くと、おお、いるいる。子供がいっぱい・・と言っても、メインは中学生だから、みんな大きい! そんな中にいると、息子はなんと小さく見えるのか。中学のアーチェリー部とか、団体さんも多いね。プログラムを見ると、北海道から九州まで、あちこちから参加してます。
審判にスコアの訂正を頼んでます
当日は晴れ、カンカン照りの最高気温32.3度。息子は「暑い暑い」と言いながらも、まあ暑い中での練習はよくある事なので、さほどの問題ではなく。彼にとっての問題は風だったようで。
わずか18mの距離なので、そんなに風に影響されるような気はしないのですが、子供の弱い弓だからねぇ、実質ポンドは低いし。風の多い中での練習は、あまりなかったから「風がある」という意識自体が射をくずしたのかも?
羽田空港が近いので、
飛び立つ飛行機が。
が、結果・・・333点、1射平均だと4.625点 うーん、低いー。
彼はガチガチの緊張というわけでは、ありませんでしたが、やはり初めての遠征ゆえに、気分が高ぶっていたようです。試合開始前、お昼の時間でも「あとで」と言って、サンドイッチを食べません。緊張で食欲が出なかったみたい。
結局、試合中、飲物を口にしただけで食事をとりませんでした。この辺にも敗因が?
なんか、ここだけ↑小さい3人が並んでる。
後日、送られてきた試合結果。18mの部、参加者は女子は48名、男子は67名です。内、確実に小学生と思われる選手は6名かな? 所属名が学校でなく、アーチェリークラブ等だと、年令がわかんないから。多分、もう少し多いでしょう。
息子は男子63位でした。お、上出来。とにかく、がんばった結果じゃん!
お前が望むなら、来年も行こうな!
(お会いするのは初めてだったBB命さん、貴重な写真をありがとうございました)
--- 後日談 ---
試合の翌日は、宇都宮での初心者講習会(1次)の最終日。最後はお決まりの風船割り。それまで「つかれたー」と遊んでいた息子ですが、風船が面白いので弓を作り始めている。あっちでパン!こっちでパン!と、みんな楽しく風船割り。お疲れさまでした。試合から8日後、8月の月例会では、息子は自己ベストを更新。
初心者講習会。
緑の風船、割れるかな?
それまでの自己ベストが438点なので、111点も上がったという事。
試合で出せよ、そーゆー点はっ! とツッコミたいけど、中学生大会を経験したからこその点数なのかも。
月例会はハンデ制(強い人はマイナス、弱い人はプラスのハンディが付く)なので、 息子はプラス100点のハンデを足して649点になり、見事に初優勝。
うーん。経験って、すごいわ。
●● 生と死の1週間 ●●
怒濤のごとく、忙しかった1週間あまり。夏休みになってからは連日、弓の練習。その間に、生と死がありました。7月24日に、私の妹が双児の男子を出産。しんちゃんに母方のイトコができたわけです。
おっかなびっくり、
赤ちゃんを抱く。
初めての体験。
夫の母も、私の母も、妹も、そして我が家も宇都宮市内に住んでいます(夫と私の父は、すでに彼岸。息子には産まれた時から、おじいちゃんがいません)。
出産の知らせを受けた時、息子は喜びで手を叩きました。父方に女の子のイトコはいるので、男の子が欲しかったらしい。病院では、感染病予防のため、息子は病棟には入れませんが、産まれたばかりの写真を見せてもらいます。
飼い猫が死んだ時には、おばあちゃんの家に、お別れに行きました。妖怪猫又になってもおかしくないくらい長生きの、25才のオス猫でした。
試合の前日、おばあちゃんと私と息子とで、ペット霊園のあるお寺にて、猫のお葬式。お坊さんにお経をあげてもらい、焼香をし、焼き場で最後のお別れ。小一時間後に戻ると、猫は白い小さな骨に。その骨をおばあちゃんと私が拾って骨壷に入れるのを、息子はじっと見ていました。
小さな骨壷を、すでに犬の眠っているお墓に、埋葬します。花を活け、線香をあげ・・ 「人間のお葬式も、こんな感じなんだよ」と、息子に教えます。
猫のお葬式、しんちゃんにとっては、けっこうな衝撃だったかも? 息子は気管支喘息なので家では犬猫を飼えず、ペットといえば、縁日の金魚やクワガタ虫。
死んでしまった金魚は「さよなら」と庭の片隅に埋めてます。虫は標本にして、飾ってます。ほ乳類の死、それもお骨あげまでやったんだから、結構なリア ルな死の感覚じゃないかと。翌日の試合に、それが影響したのかどうかは、わかりません。
試合から数日後、イトコのひとりは母親と退院し、母方のおばあちゃんの家にいます。 残りのひとりは、未熟児だったので、大きくなるまで小児科に入院です。
ちっちゃな赤ちゃんを、おそるおそる抱きかかえる息子。2500グラム、くたくたで、ちっちゃいぞー! 私の妹が赤ちゃんに、おっぱ いをあげる所も見ました。これはまた、リアルな生の感覚? 早く、もう1人も退院できるといいな。
息子にとって、あまりにも印象深い、1週間だったのではないでしょうか。