shoot:55 クリッカー・ 苦リッカー

2011.9.15

※ 的の色は:中心から黄(10,9点) 赤(8,7点) 青(6,5点) 黒(4,3点) 白(2,1点)
 毎年暑い、夏です。秋に入ったはずです。しかしまだ気分が夏です。暑くてとけるなー。 暑い暑いと言っていても涼しくはならないので、アーチェリーの話をしましょう。
 クリッカーが付いたーというのが、今回の題名になっていますが、無くてもいい気も。 というか、あんな物、必要あるのか? 必要あるから、あるんだよね、うん。
 クリッカーは、私の体力を奪っていきます。今まで(クリッカーが)切れないーと言っていた人が山ほどいましたが、それを見てしんちゃんは「何を苦労しているんだろう?」と思っていました。
 すみませんでした。その気持ち、よくわかります。なので最近、クリッカーがきらいです。
9月例
目、つぶってない?

解説:母 アーチャーなら御存じの、クリッカー。弓の引き尺(引く長さ)を一定にするための道具です。
クリッカー
矢先に見えるのがクリッカー。
オレンジキャップ付き 。
 薄い金属板を弓に取り付けて、矢をはさむようにセットし、フルドローで矢がクリッカーの下から解放された時に、金属板が弓本体にパチンと戻り、音がする。その音を合図にリリースします。
 通常、クリッカーは射が安定してきて、毎回同じように引けるまでになってから付けます。それゆえ息子には、まだ早いと思って使わせてませんでした。が、なかなか一定にならない。アンカーでの引き込みに違いがあるというよりは、アンカーに入る前に一度止まってしまう。
 そしてジリジリとアンカーに入るんです。素引きなら、ノンストップでアンカーまでドローイングできるんだけど。
 息子の身長が伸び、リーチが長くなったせいで、矢そのものも、短くなってきました。試しに、クリッカー付けてみたら?という仲間の助言もありまして、付けてみました。
 クリッカーは「苦リッカー」とも言われるほど、使い方を間違えると苦しいもの。同じだけ引けば「切れる」(音が鳴る事を、こう言います)物であっても、肩の位置や顔向けや引き手の取りかけでも、一定性を損ない「クリッカーが切れない」状態になります。
 そーすると・・・一番つらいフルドローの状態で「んぐぐぐぐ」と力いっぱいにふんばる。「切れろー、切れろー」だから、苦リッカー。
 さて息子、最初はともかく、だんだん慣れてきて、ほど良いタイミングで切れる事も。 クリッカーの存在が大きいせいか、ドローイングが止まる事がなくなりました。まぁ、苦しんでいる事も、よくありますが。
 9月の月例会ではクリッカーを使っていたのですが、後半、つらくて「クリチョン」(クリッカーチョンボ、切れないのに射っちゃう事)したり、クリッカーを使わなかったり。
 ただ、思いっきり引く事に慣れてきたせいか、クリッカーが無くても引き込みが良くなったようです。まぁ、点数はぜんぜんダメなんだけど。いい時と悪い時の落差が大きい。50mも練習していい頃なのに、なぜかいやがります。30mで青に出るのがイヤなんだって。(といっても、黒も白もあるんですが)
 それにしても、そろそろ、また新しい矢を用意しなくては。


最近のしんちゃん:先週の運動会、
なんと徒競走で1位!
すごい、すごいぞ、生まれて初めてだ!
しかし、母は弁当作ってて
間に合わなかった。
ああ、見たかった・・・
2度とないかもしれないのに。