shoot:36 マッチ・プレイ?

2010.1.8

※ 的の色は:中心から黄(10,9点) 赤(8,7点) 青(6,5点) 黒(4,3点) 白(2,1点)
 さ・む・い。ちゃむい。寒すぎるぅー。でも足の部分だけです。うでも頭も、ほっかほかー。ただ、ズボンがうすいの。
 アーチェリーの点数は、まぁまぁで(指、ケガしてた分、低いと考えられてます)でも負けたのはくやしいなぁ。
 あと4点、あと4点、あと4てーーん! なぜ足りないんだー! やっぱ黒がダメだったのかー!
 でも毎日やってる子に、週1のボクがこんなに近いのは、すごい? いやーわかんないなぁ。
(注:あと4点では1位と同点で、10金数(10点に入った数)が少ない息子は負け。正しくは、勝つためにはあと5点必要です。)
しんちゃん
弓に合わせて赤い息子。

解説:母 インフルエンザやら剥離骨折やらで、練習の少ないまま、インドアシーズンに突入。今年度最初のインドア、18m80cm的の部、しんちゃん(1-A)とゆうぽん(1-C)は、1的に2人だけ。なんか緊張感ないなぁ。
ゆうぽん
ゆうぽんは、青!
 息子はとにかく練習していない事と、指のケガが完治したとは言い切れないので、とにかく大事にするよう言います。
「今日は点数を追わなくて、いいから。もしも指が変に感じたら、すぐ言うように。試合は棄権するから」
 1ヶ月以上弓を引いていないので、最初は、やはり射が固い。出だしの6射で44点。うーん、低い。まぁ、仕方ないか。指は大丈夫か? 痛くないか?
 じきに気分が上がってきたのか、ゆうぽんに負けまいと思い始めたのか、そこそこに矢が集まってきます。前半の30射が終わり、休憩をはさんで後半が始まると、前半の点数集計の順位表が体育館の壁に掲示されます。
12月インドア
CD立ち、一番手前が、ゆうぽん。
 息子は232点(1射平均7.73点)、2位。
 ゆうぽんは218点(7.26点)、3位。
1位の中学校アーチェリー部の子は、238(7.93点)点。息子との差、6点。
 インドアで6点の差は大きいなぁなんて、指の事はあれども、点数を考えてしまう母。
「1位の人って、どこ?」と聞く息子。
「2-Aだから、ライン上でお前の目の前に立ってる子だよ」
 シューティング・ラインに立つと、1-Aの息子の目の前に見える背中が、1位の子って、わけ。ぜんぜん練習できなくて、試合に対する意気込みなんて無かったくせに「6点」という微妙な点差が気になり始めたのか、勝ちたくなってきたらしい。
当たってる1的
当たってる?1的。
 一方、ゆうぽんは息子との14点差。4位の子とは8点差。14点を巻き返すのは、難しい。M(0点)射つとか、よほど相手がポカをやれば別だけど(息子はやりそうだが)。逆に8点差は、自分がポカをやれば追い付かれてしまう。
「がんばれ、2人でワンツーフィニッシュ決めるんだ!」
と、気楽に応援するのは私と、ゆうぽん母。
 今までの傾向だと、こんな風に点数を気にしはじめると、射が崩れて、ガタガタになってゆく事、多し。が、なぜか今回はあふれる緊迫感と射!
(悪いながらも、がんばれよっ)と「低くならないよう願いながら応援する」のではなく、「より高い点数を願いながら」いい勝負をしている子供達を応援するっていうのは、なかなかの快感。どうやら息子の指は、問題ないようです。
 目の前の1位の子の射を見、矢の当たり所を目視してから、自分の射に入る息子。少しでも点差を縮めようと、普段からは想像できない真剣な顔つきで的に向かう、ゆうぽん。
 そんな小学生達を気にし始めたのか、採点の時に1位の子は、矢の刺さった隣の1的にチラチラと視線を移している。
 お、おもしろいっっ!
 母ふたりは、むちゃくちゃに楽しく観戦してました。よし、黄色! 赤で止まった? うわー青かぁ。息子と1位の子のAB立ちの時は、1射ごとに手に汗握る、1対1のマッチプレイのよう。
 非常に見ごたえのある、試合でした。そんな後半戦、ゆうぽんは前半より16点プラスの234点(平均7.8点)という、がんばりを見せたのです。が、息子も大きなポカをやる事なく233点。小さなポカが無ければ、もっと良かったんだけどねー。
表彰式
表彰式。奥で頭を下げてる
のは、ゆうぽん。
  試合終了、60射合計。
 息子 465点(平均7.75点) 2位
 ゆうぽん 452点(7.53点) 3位
 1位の子 469点(7.81点)に4点足りませんでした、残念。
いちご少年
なに、2人してイチゴをくわえてるの?
 でも、非常に有意義な経験になったと思います。賞状と賞品のイチゴをもらって、ゴキゲンな2人。
 そうそう、1位の子にお礼を言うの忘れちゃったな。君のおかげで、とてもいい試合になりました。ありがとう。

●● グリップとストリング自作 ●●

 年末に、射場でヒゴさんが新しいハンドルになっていて、そのグリップが木製でカッコ良かったの。
「これ、しんちゃんの弓にも使えますヨ」え? そーなの? 息子は「カッコいいー!ほしー!」。木製だから、冬でも触った時に冷たくないしね。
 よし、お年玉として買ってあげよう。すると横にいた、ゆうぽんも「ほしいー!」と同様に、ねだる。
「あの (^^) 送料、割りません?」と、ゆうぽん母。じゃあ注文しよう、2ヶね。え、3ヶ? ゆうぽん母も使う? あ、なるほど、使えるのか。
ウッドグリップ
ウッドグリップぅー(^^)
 年明けにネットで捜してみました、ホイット・GMXのウッドグリップ。ショップも正月休み中だけど、とりあえず注文出しといて。
 休み明けだから、少し時間がかかるだろうと思っていたら、なんと6日に到着。5日からの営業なのに、素早い発送ありがとうございます、インポートギアさん。
 さっそく取り替え。おお、いいね。ノドの所は、元の樹脂製のグリップとあまり変わらないけど、下の部分はスマートですね。子供の手には、ちょうどいいかも。次の練習が楽しみ。
くらべっこ
元のグリップと比較
 それから、今まで書くのを忘れていたけれど、夏前からストリング(弦)も変えてます。 息子のハンドルを現在のホイット・エクセルに替えてから、どうもストリングに不満がある。ハイトが合わない。
 もちろん、息子は技術的な事はまだわかりませんから(弦が短かめで弦音が悪いと文句言うけど)、その弓をチューニングする私に不満が。
 ダクロン弦を使用していますが、ある物は長過ぎ、ある物は短すぎる。ねじりなどで対応するにも、そのストリングハイトが気に入らない。
 ええい! 面倒だから避けていた、ストリングを自作するかっ。ついでに、それまで10本弦で気になっていたストランド数(弦の糸のより数)を減らし、8本にして、矢飛びをよくします。アーチェリーどっとコムさんやArchery Cityさん(ウェブサイト閉鎖)、他にもウェブサイトを参考に自作。サービングに疲れたけど。
 息子に使わせてみると、ストリングハイトは望む通りになったし、弦が細くなった分、リムの返りが早くなり、矢飛びもいい。目で見て、矢速が違うもの。実質14ポンド程度の弓でも、30mの的を、黄色を狙って当てられるようになりました。サイトが足りてる。
 それまでのストリングでは、的のはるか上を狙わないと、当たりの高さが合わなかったもんね。直接的を狙えないから、やりたがらないし。
 そんなわけでストリングも変わっているんですが、当然写真ではわかりません(^^; 夏の中学生大会(18m)があったので、息子も30mを練習したがらないしで、最近になり、ようやく30mも射つようになってます。
 あ、ゆうぽんも同じ弓だし、ついでに彼の分もストリング作りました。
 今年の少年2人の目標はグリーンバッジ取得(30mで36射、200点以上)だそうです。


最近のしんちゃん:ずっと行きたかった
旭山動物園、ついに行きました!
旅行代金の安くなる正月三が日の後に(^^;
とても楽しくて、開園から閉園までいたのに、
時間が足りなかった!