「キャデット」って?
「キャデット・ボーイ」のタイトルにある「キャデット」とは、アーチェリー競技における年齢による種別(クラス)分けの事です。
Cadet は、辞書で引くといくつかの意味がありますが、この場合は「見習い・実習生」の意味が一番近いのでしょう。いくつかのスポーツにおいても使用されており、日本語表記にすると「キャデット」または「カデット」になります。
全日本アーチェリー連盟(以下、全ア連)は「キャデット」を採用しています。
国際アーチェリー連盟が定めたクラス分けがあり、全ア連はそれに則った競技規則を定めています(年令規定の詳細は「全日本アーチェリー連盟競技規則」を参照)。が実際の運用としては、それとは違った年令区切りである事が多いです。
これは日本の教育制度等により、開催される大会の中でクラス分けが煩雑になり、同時に勝負の機会が同一にならないから。
国際基準に合わせてしまうと、たとえば同じ高校生でもキャデットとアンダー18の2つのクラスに分かれてしまいます。
日本国内での大会(国際大会予選等は除く)において多いクラス分けは、年令の高い順に、
マスターズ(女子・男子)
成年(女子・男子)
少年(女子・男子)
キャデット(女子・男子)
と、なります。
注●国際アーチェリー連盟(FITA)は
2012年に名称表記を、
世界アーチェリー連盟 (ワールドアーチェリー:WA) に変更しました。
世界アーチェリー連盟 (ワールドアーチェリー:WA) に変更しました。
年令の区切りを、おおざっぱに言うと、以下の通り。
- マスターズ:
- 50歳以上。マスターズ大会は少ないし、また通常の大会でマスターズのクラス設定が無い場合も多いので、この年令でも成年のクラスで参加の事が多い。
- 成年:
- 少年より上の年令の人(高専4年生〜、短大・大学生などの学生や、社会人)
- 少年:
- 高校生、または高専の3年生まで。上手い人はひとつ上の「成年」のクラスで大会に出る人も。
- キャデット:
- 中学生以下。上手い人は「少年」、更には「成年」のクラスで大会に出る人も、います。
種別は、試合の規模や開催形式などにより様々で、必ずしも上記の通りのクラス分けがあるとは限りませんが、年令的には中学生以下であるしんちゃんは 『キャデット男子』のクラスになります。
キャデットは、弓を引いてる、一番若い世代です。