Hits.48 全ア連は日身ア連と 統一しないのかな
2018.10.9


 私はアーチェリーの国際大会のスコア観戦のためにワールド・アーチェリー(世界アーチェリー連盟)のウェブサイトを利用してます。
 アジア大会は地域大会でしたので掲載はありませんが、ワールドワイドな大会なら、EVENTSで競技結果や今後の予定の詳細がわかります。大会中ならリアルタイムでスコア観戦できます。マッチ戦全体のBRACKETS(対戦表)が出ているので、わかりやすいし。
 他にも選手を調べたり色々できるんですが「うんうん、いいな」と思うのが、パラアーチャーも含まれているという事。パラの国際大会だって、選手だって、掲載されてます。パラが付こうが付くまいが「アーチェリー」じゃん!って感じで。
 アーチェリーは健常者と身体障害者が同じ大会で競い合える、数少ない競技です。ローカルな大会だって、パラ選手が混じっているのは別段めずらしい事でもありません。ルールに則った弓具であれば、点数さえ出るならオリンピックだって行けるんですから!(他国ですが実際に五輪出場のパラ選手はいます)
 だから、考えてしまうんですよ。日本の中央競技団体である、全日本アーチェリー連盟(全ア連)にパラ部門が含まれていない事が、なぜなんだろうって。日本身体障害者アーチェリー連盟(日身ア連)は、全ア連には含まれず、別組織としてあります。
 この現状は、日本における競技団体の成り立ちからです。現在では、スポーツを統括する組織として文部科学省がありますが、以前は違いました。

 日本におけるアマチュアスポーツは学校スポーツが牽引してきたため、教育の一環として文部省(現:文部科学省)が管轄。
 障がい者スポーツは、リハビリや福祉的な意味合いから厚生省(現:厚生労働省)が管轄。
その後、
2011年6月スポーツ振興法を改正した、スポーツ基本法が交付、同年8月に施行
2013年9月に2020年東京が決定
2014年度(平成26年度)障がい者スポーツ事業が厚生労働省から文部科学省に移管
と、現在では文部科学省が管轄しているわけです。
 しかしながら、それまでの組織の流れからなのか、障がい者スポーツは中央競技団体とは区分けが違って、分かれているんですよね。
組織図
 そりゃあ、パラスポーツとしてのみ存在する競技や、健常者と同じルールの中で競えない競技の方が多いです。でも、アーチェリーですよ。ここはワールド・アーチェリーにならって、全ア連と日身ア連を統一しちゃってもいいのでは? みんな、同じアーチャーじゃないですか! ダメですかね?
(色々調べていたら、日本ボート協会は、パラローイングを含めた団体でした!)

 国際パラリンピック委員会のウェブサイトで各競技の連絡先ウェブサイトを見たところ、パラ競技またはパラ競技団体が、各世界競技団体の中に含まれていたのは、以下の競技でした。

・・・意外とあるんですね!



近況:映画「ボヘミアン ラプソディ」
観た。
あの頃の時代を思い返して、
とても良かった。