Hits.41 大会のマスコット キャラクター
2018.2.12


 マスコットキャラクター、日本では「ゆるキャラ」と称される物も含めて、様々な物が存在します。スポーツ大会においても同様で、規模の大きい大会ならば専用のキャラクターが作成されています。ご存知の通り2020年の東京オリンピック・パラリンピックのマスコットはデザインを公募し、その中から候補を3つに絞った後に小学生による投票で決定します。現在ちょうど投票中で、結果発表は2月28日だそう。

 マスコットって、何のためにあるのかなー? 物事や行為や形式に対して、それを象徴する「形」が欲しいのかな? マスコットなり、エンブレムやマークなり。ひとつの「形」にする事で、周囲へのアピール、認知度を上げるためでもあるかな。もちろんキャラクタービジネス、グッズ展開の要素も大きいとは思うけど。
 規定によって新しいデザインでなければならないオリ・パラの話とは対極の、2022年開催の第77回国民体育大会・第22回全国障害者スポーツ大会(愛称は、いちご一会とちぎ国体・いちご一会とちぎ大会)は、既存のキャラクター「とちまるくん」が採用となりました

 とちまるくん、そもそも2011年に栃木県で開催された全国スポーツ・レクリエーション祭のマスコットとして誕生しました(ちなみに全国スポレク祭の開催はこの年で終了)。愛嬌のある大きな丸い顔が好評だったため、スポレク祭終了後は栃木県のマスコットキャラクターに就任して様々なイベント等で活躍しています。その彼が国体・障害者大会のマスコットにも採用になったというわけです。
とちまるショップ なんと、とちまるくんの公式サイトもあった。
 今までの国体・障害者大会のマスコットを見てみると、新たに作ったマスコットがほとんどのようですね。1980年代あたりからマスコットが存在しているようですが(確認できたのは1983年の初代ぐんまちゃん)、大会限りの利用のようです。
 それが2000年代に入ると、大会終了後も流用・・あーいや、活躍の場を広げてイベントや自治体のイメージマスコットに就任してます。
「ゆるキャラ」の単語が流行語大賞にノミネートされた2008年前後からは、その傾向が顕著です。ウケたマスコットなら、そのまま存続させた方がメリットあるじゃん、ってとこですね。(ウケがイマイチだった場合は、そのまま引退・・ですけど)
 とちまるくんと同様に、自治体が全国規模のイベント開催用に誕生したマスコットを国体・障害者大会に使用した例もいくつか見られます。
 新たに作るのは手間もお金も時間もかかるけど、既存デザインの活用なら省エネルギーでいいよね! とちまるくん、可愛らしいので私は気に入ってます。



近況:今年の極寒ゆえか、 風呂の給湯器が壊れた。
経年により修理不能で買い替え。
工事までの間、初めて スーパー銭湯に行く。
意外と混んでて驚いた。