21. その後の、しんちゃん
(2017.3.8)
最近、このウェブサイトに名前の出なくなってしまった息子、しんちゃんの事。大学受験が終わった後は、2度ほど射場に連れ出したけど、その後はぜんぜん。大学生活を楽しんでいる夏頃に「今後は、どうすんの?」と聞いたところ、「もう、いいかな」。
う〜ん、なんかアーチェリーはフェードアウトしてしまった。残念。
もともと熱血的に弓に取り組んでいたわけではないので、そんなもんかなと。関東高校選抜大会に県内選出された時でも「県外の試合までは、いいや」と言って、辞退しちゃってたしね。(もったいない!せっかくの経験なのに)
でもまあ、なんだかんだで長年続いただけでも、上出来なのかな?
彼にとってはアーチェリーは「当たるのが面白い」なんだそうで。小さい頃は距離も短いし、そこそこ当たれば、ほめられるし、面白い。成長するにしたがって距離は伸び、なかなか当たらなくなる。高校生にもなれば、同年代は部活でガシガシやってる連中だから、当たらない自分が面白くない。
そんな感じ、かな。
私は「弓を引くのが面白い」ので、続けている。もちろん結果として当たるのが面白いんだけど。「どんな風に引いたら当たるのか」を考える、いやもっと以前に「自分の思うように弓を引きたい」、「思うように体を動かせるようになりたい」ってのが根本かなあ。
頭で考えるように体を動かせないのが、運動能力の低さ(ヘタクソ)って事ですわな。
でもそれがくやしいのよ。だから続けたいの。気持ちのいい射を求めてる。
息子が「弓引くのが面白い」とまではいかなかったのは残念ながら、それでも未来の「いつか」のために淡い期待を持ちながら、彼の弓具は中古に流さず、家に置いておく。