Hits.45 アーチェリー 初心者講習会に来る人は
2018.7.11


 また今年も初心者講習会が近づいて来ました。
 昨年はキャンセル待ちを含めても募集開始から12時間で予定人数に達し、受付終了という、おそろしい結果。締切後から問い合わせがあっても、初心者貸用弓具が足りないため、お断りせざるを得ないのが残念でした。
 ちなみに近年の募集開始から受付終了までの期間は、以下の通り。
(2014年までは年2回)
 2014年春 10日間
 2014年秋 3日間
 2015年 2日半
 2016年 24時間
 2017年 12時間
 最速で定員が埋まった昨年に続き、今年の申し込みはと思っていたら、低調な出だしで・・・定員割れで締切予定日で終了。あれ?
 まあ、理由は想像できますが。近年、問い合わせが多いので、昨年5月に公式ブログに県内の民間アーチェリーレジャー施設を掲載しました。こんな場所もありますよって事で。すると、問い合わせが激減しました。
 昨年度の問い合わせ数は、それまでと比べて6割減。「ちょっと興味がある」人は、レジャー施設での経験で、その興味が尽きてしまうんでしょうね。

 その初心者講習会、どんな人が参加しているんでしょうか。あくまでも私の所属する団体の例ですが、10年間ほどで人数を数えてみると、こんな感じ。

初心者年齢構成
・小中学生
 ほぼ母親からの申し込み、母は見学。父親からの申し込みの場合は共に参加する事が多い。傾向として運動に自信の無い子が多い。子供に少しでも運動させたいと思って連れてくる親が多い。中学生は少ない。男女比は6:4ほど。

・高校生
 めったに来ない。すでに部活動に入っている子が多いから?

・大学生ほか学生、社会人
 女性は25%ほど。女性はサンプル数が少なくて傾向がわからないが、子供と共に参加する人の他に「マイナースポーツの講習会に一人で来る」のに躊躇しない性格の人。
男性は様々で、30代が一番多く、次いで大学〜20代。40代、50代、60代はあまり差がない。基本的に男性は「狙いもの」が好きだから。

 全体で、講習会後の入会率は50.9%。入会1年後に残っているのはそのうち46.3%。半数以上の方が消えてます。2年後は、もっと減りますけど。
 これが多いか、少ないか。私は多いと思います。15年ほど前までは、参加者数は1ケタで入会は1〜2人、翌年まで1人残ればいいね、ぐらいでしたから。
 募集掲載のメディアが地元新聞の地域欄や宇都宮市の広報誌(毎回掲載してくれるわけでもないし)、あるいは射場に貼った告知ポスターだった頃は、50代以降の年配の方が多かったです。その後2002年からインターネットでの募集にしてからは若い方が増え、さらにスマートフォンが普及してから、申込数が増えました。

 もちろん、その間に2004年に山本博選手のアテネ五輪銀メダル(この翌年はグッと参加者が増えた)、2012年ロンドン五輪の古川高晴選手の銀メダル、女子団体(蟹江選手・川中選手・早川選手)銅メダルによるアピール効果も大きいです。
 ロンドン以降、テレビバラエティー番組でアーチェリーが扱われる事が多くなったのも関係あるかも。
 ま、そんなわけで来る人は、年齢層が広いとは言えるでしょうね。よその団体がどうかはわかりませんけど。



近況:2ポンドダウンしてみた。
楽だ・・・。